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3月末の施工から約5カ月。この日から西神グラウンドの芝生試験植栽地の供用を開始した。先日の千葉大学・浅野先生の所見にあるように、暖地型2種と寒地型2種を混植した4種エリアの方は、寒地型の生育が勝り暖地型の芝生が十分に形成されていない部分がある。「焼け」の見られた寒地型のケンタッキーブルーグラスについては、秋に再度オーバーシードする予定。
これに対して暖地型2種のエリアは、それぞれの芝生が網の目状にしっかりと絡み合い、土の上にしっかりとしたターフ層が形成されている。「網の目」の間から指を入ると第一関節ぐらいまでがすっぽりと入り込む感じ。4種エリアに比べて歩行時のクッション性も高い。
この日は、午前9時からヴィッセル神戸のご協力でサッカークリニックを開催。少年サッカーチームの小学生3チーム約100人が、ヴィッセルの初代主将・石末龍治さんなど3名の元Jリーガーから約2時間の指導を受けた。
クリニックの後、石末さんに芝生の感想を聞いたが「まったく問題ない。サッカー場に比べたら少し荒いが、校庭ならこれぐらいの方がいいのでは」。芝生の茎が露出してひっかかりが気になった部分も、「全然気にならない」とのこと。またサッカーチームのコーチの印象では「土にくらべてバウンドしない。プレースタイルを変える必要があるかもしれない」などの感想が聞かれた。また子供たちには「転んでも痛くない」と概ね好評。今後もグラウンドを使用したコーチ・子供たちの声はアンケートとして練習終了後に回収し、データとして蓄積していく予定である。
この日は神戸製鋼のご配慮で、特別に隣の土のグラウンドも使用したが、芝生のグラウンドに比べて照り返しがきつく、地表の温度もかなりの差があると考えられる。このためか、土の上ではまったく見られないトンボが、芝生のグラウンドの上では数多く見られた。クリニックの後は3つのチームによる練習で終日使用。しばらくは校庭での使用を前提に、条件は特に制限せず、芝生の耐久性を観察する予定である。
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