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「芝生は管理が大変でしょう?」と多くの方から言われます。確かにサッカー場やゴルフ場のようなキレイな芝生をつくるなら、人手も費用もたくさんかかるでしょう。でも、私たちが目指しているのは、見た目は多少粗くても強くて手間のかからない芝生です。特に維持管理の省力化は、芝生の校庭の普及に不可欠なポイントです。ここでは、いわゆる「粗放管理」を前提にしたメンテナンスについて紹介します。
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維持管理に必要なこと
どんな芝生でも、維持管理に必要なことはほぼ共通しています。水やり、肥料やり、芝刈り、目土による補修、草引きなどです。つまり、これらの回数をどれだけ抑えられるかが、「粗放管理」を実現できるかどうかのポイントです。また使い方を工夫して、芝生を長持ちさせることも大切です。以下に、芝生スピリットが行っている、代表的な年間の管理の概要をまとめました。諸条件により必ずしも同じ様に行えるわけではありませんが、ひとつの参考としてください。
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作業内容
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頻度 |
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雨水のみ(散水は夏場のみ数回) |
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年間5回程度(3・5・7・9・11月) |
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年間2回程度(芝の切り替え時期など) |
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随時 |
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年間1〜2回程度(目立つ草のみ) |
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2年に1回程度 |
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水やり
芝生の管理に不可欠とされる水やりですが、芝生スピリットでは、養生後はできるだけ散水は行わず、雨水だけでの給水を目指しています。十分に根を降ろした芝生なら、表面に水分がなくても、地中から吸収することが可能です。桜の宮小学校での実績(2001〜2002年)でも、夏場(8月)に数回実施した他は、年間を通して散水は行っていません。(ただし乾燥が続き、芝生の葉が内側に巻いたようになっている時は適宜散水が必要です。給水の際は、水たまりができるぐらいたっぷりと、地中にしみ込ませるように行います)
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肥料やり
校庭の土壌は、必ずしも植物の生育に適していません。このため適宜肥料を補給してやる必要があります。桜の宮小学校の場合は、だいたい年間5回(3・5・7・9・11月)を目安に施肥を行っています。肥料は一般のホームセンター等でも購入できます。散布は機械を使用する場合もありますが、手作業でも十分に可能です。子供たちや保護者の方もぜひ実践してみてください。まいた後は、雨により肥料が溶けて地中に浸透します。(1回当たりの肥料の目安は70g/m2。なお肥料の種類や量は芝生の状態により変わります)
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芝刈り
芝生スピリットでは、夏芝から冬芝への切り替え時期など、年間2回程度の芝刈りを行っています。スポーツ施設の芝生の場合は週数回という高頻度で行うことが多いですが、校庭の場合はそこまでの精度は必要ありません。また耐久性を考えて、芝生の刈り高も5cm程度と長めにしています(サッカー場は2cm程度)。ただし校庭は使用頻度が高いため、特に芝刈りをしなくても5cmまで伸びないケースが多いです。芝刈り機が手元にない場合は、専門の業者に依頼して行います。
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目土による修復
部分的に芝生がはげた場合は、土を入れて補修します。土を入れることで周囲の芝生の茎が伸びて元の状態に戻ります。土は補修用として別に用意しておきます。ちなみに桜の宮小学校では、浄水を作る際にできる無臭の「浄水ケーキ」を有効利用しています。
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草引き
スポーツターフのような精度を求めなければ、あまり神経質にすべての雑草を抜く必要はありません。クローバーなどは窒素を土壌に固着させる効果もあるため、ある程度はあった方がいいという考え方もあります(多すぎるのは問題ですが)。また初期の養生で密度の高いターフを形成していれば、雑草も入りにくくなります。たとえば初夏の時期に1回か2回程度、児童全員で目立つ草だけを除くなど、負担にならない範囲で実施すればいいでしょう。
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エアレーション
校庭の土は毎日踏み固められています。カチカチになると空気が地中に入らなくなり、芝生の生育に支障がでます。このため2年に1回程度、土をほぐす作業が必要です。「エアレーション」と呼ばれる作業で、通常は専用の機械を使って行います。また登山用のアイゼンなどを使って、自分たちで工夫してやる場合もあります。(ケガには十分注意してください)
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使い方
特に使用に際しての注意はありません。仮に芝生がはげたとしても、適度に休ませることで再生させることは十分可能です。ただし同じ所を高頻度で使っていれば、芝生は必ずはげます。たとえば体育の授業で使用する場所を日によって変えたり、野球のホームベースやサッカーのゴールの位置を変えるなど、使い方を工夫することで、芝生を長期間良い状態で維持することが可能です。
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維持管理費の目安
すべての作業を専門業者に任せると、維持費だけで年間かなりの負担になります。可能なことは、できるだけ自分たちで行うことが費用を抑えるポイントです。上記の内、年2回の芝刈りと2年に1回のエアレーション以外は、一般の方でも十分に行える作業です。芝生スピリットでは、可能な作業は自分たちで行うことを前提に、年間維持費1m2あたり100円以下を目指しています。(諸条件により価格は変わります)
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